信心深い人でなくとも、会社の設立日は、縁起の良い日にしたいものです。
会社の設立日
「会社の設立日」は、「登記の申請日」です。
つまり、会社の設立日は、自由に調整できるわけです。
そこで会社設立の依頼があると、必要書類の整い具合にもよりますが、だいたい1カ月前後の大安の日を調べて、お客様にご提案をします。
大事なの会社の誕生日なわけですから、普段は気にしなくても、できるだけ縁起の良い日にするのに越したことはありません。
大安
「大安」は、ほとんどのカレンダーにも書いてあるように、日本人であれば必ず知っている、何をするにも良いとされている大吉日です。
中国から鎌倉時代に日本に伝わった「六曜」という考え方によるらしいのですが、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類があります。ちなみに、「友引」や「先勝」も悪くはない日とされています。「友引」は、友を引くので、勝負事以外の幸せのおすそ分けの意味とされ、「先勝」も、先んじて勝つ、ということで、午前中なら吉とされているようです。良いとされる日から、順番に、大安>友引>先勝>先負>赤口>仏滅となるようですね。
ところが、実は、この「大安」でも避けた方がいい日があるようです。
不成就日
「不成就日」とは、何事も成就しない日、悪い結果だけを招く日という意味があります。これは、六曜とは別の、旧暦の月日の十二支と五行の関係によって決まります。この日は、開店や事業の立ち上げなどの新しいことを始めることは避けるようにすべきとされているます。
また、大安であっても「節分の前日」も避けた方が良いらしいです。 節分の前日は「恵方」と呼ばれ、邪気が溜まっている日と考えられているようです。恵方巻を食べる日として有名ですね。
他の縁起や良い日
最後に、「大安」以外の、縁起が良い日とされている日を紹介します。
・「一粒万倍日」(いちりゅうまんばいび・いちりゅうまんばいにち)
・「天赦日」(てんしゃにち)
これらの日が大安に重なると、とても縁起が良いとされています。
ご存じの方も多いと思いますが、「大安」・「一粒万倍日」・「天赦日」と3つが重なる日が、10月17日(火)だったようです。残念ながら、今年はもうそんな吉日はありません。
この仕事をやるようになって知った豆知識でした。