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クリエイティブな法務

法務の責任者をやっていたときに、偉い人から、「クリエイティブな組織では、法務は、あまり出しゃばらない方がいい」みたいなことを言われて、落ち込んだことがあります。

おそらく、偉い人の頭の中では、ルールにとらわれていたらクリエイティブな仕事はできないのに、法律を扱っている奴は、やたら杓子定規でめんどくさいという印象があったのでしょう。規制者(法務)に対して果敢に挑戦する改革者(クリエイター)かっけーといったところでしょうか。

法務は創造的ではない?

確かに、法律はルールのことですから、あーしろ、こーしろとか、あれするな、これするなとか、そういった側面があることは否めません。

コンプライアンス(法令順守)とか、まさに押しつけ感がありますよね。

これまでの法務部門の役割としては、契約交渉で、自社に有利な条項を盛り込み、いざ紛争が生じた場合に、その法的解決策を弁護士等と相談して検討することが主要な任務として考えられてきました。

その後、SNS等によって違法状態が外部に知れ渡ることなどによる法務リスクの問題が指摘されると、予防法務の観点も相まって、コンプライアンスの概念が生まれました。

そんなことはありません

少しでも法律を勉強したことのある方なら、法務がクリエイティブでないなんてことはないというのは自明でしょう。

社会の問題を解決するための方策をルール化した作業の結果が法律です。創造的でないはずがありません。

また、答えがひとつなら、AIの裁判官一人で裁判はすべて解決します。

さらに、昨今のCSR(企業の社会的活動)の一環としてのSDGs等の課題に対して、社会の一員として、どのようなことをしていくか、そのために、例えば会社として、どのような行動規範を作っていくかということが問われています。

コンプライアンスが、社会の規範にどう応えていくかということであるのならば、CSRは、社会の規範をどう作り上げていくかということでしょう。

MKリーガルでは、このような社会の課題に取り組むことも、法務部門の重要な仕事と考えます。そして、こうした仕事は、法律の知識を背景にした法務部門ならではの実行可能性のあるクリエイティビティが発揮できる分野だと考えています。

企業活動で作成すべき文書は、契約書だけではありません。

MKリーガルでは、司法書士の視点で、様々な文書の作成のお手伝いをいたします。

この記事を書いた人

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